一週間ほど前に他院でのカウンセリングをうけたＲさん、１５歳の高校生です。緊張していたのか口数も少なくてなんだか不安そうな様子で当クリニックにご両親と来院されました。

矯正相談をと伺ってましたが口元を拝見しても歯の並びはきれい、どんな説明を他院で聞いたかうかがってみました。

５年はかかる、矯正もしないといけない、もしかしたら歯を抜かないといけない、なんてとても曖昧な説明でどうしたらよいか分からないご様子。　これは大変、なにが気になるのかをしっかり明確にしなければと思い、Ｒさんのこころの扉を開いていきました。

緊張ぎみのＲさんにひとつずつ確認してみたところ、歯の並びは気にならない、前歯の小さい歯が気になる、反対の歯に近いぐらいに見た目を何とかしたいと。

治療のゴールが明確になり、一安心。３つの治療を提案させていただきました。矯正治療も無し、抜歯も無い治療法です。

聞いて安心したのか最後はにＲさんは笑顔でクラブ活動の事を話したくださいました。

歯の治療は患者様自身の希望はもちろん、どのようなゴールになるかを必ず描いて頂いてます。写真や分析データ、そして模型等で必ず説明しています。私のスケッチも加えて説明しています。（もう少し上手なら分かりやすいのですが）

一ドクターの見解ですが、確実なゴールが見えない場合は治療の開始はいかがなものかと、また確実にどうしたいかわからない場合はどんな希望があってどのようなゴールを探しているかを、さまざま手段で一緒に探していくべきと思います。

歯医者好みの方針で結果が良ければいいと思いますが、たくさんの情報をいれながらよく理解して、歯に対して関心を持ち最終ゴールを目指して行くのが歯科治療の成功をゲットできると思っております。

歯科医学は日々進歩しています。もしかしたら想像と違ってもっと楽な治療法も提案できるかもしれないです。

硬式テニス部のＲさん、錦織君負けちゃったね～、残念ね、またおまちしております☺